貯水槽(受水槽・高架水槽)内部にある天井を組み立てているボルトです。
基本的にはメッキ加工の施された鉄製ボルトで 8本/m で組み立てられています。
水槽を外から見たときに、上部に一列で並んでいることが確認できます。
天井組み立てボルトは貯水槽内の「気相部」と呼ばれる、満水位よりも上部の空気の部分にあります。
その「気相部」には水道水に含まれる塩素が充満しています。
気相部に充満した塩素により、組み立てボルトは錆びて、腐食していきます。
腐食が起こると、錆が「ポロポロ」と飲料水内に混入し、水質の悪化につながったり
さらに腐食が進むとボルト自体が切れて水槽を組み立てられなくなり、破裂→断水 したりします。
錆びた気相部ボルトは交換を行います。
当社では錆に強いステンレスのボルトをさらに樹脂で覆う「プラコート」加工を施したボルトナットを採用しています。
錆びる恐れのある金属部分を空気に触れさせないようにすることで、より錆が起こりにくいボルトナットです。
※貯水槽(受水槽・高架水槽)のボルトナット交換工事では、補強金具の交換も併せて行うことが多いです。
詳しくは<金具・補強材>についてもご参照ください。
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