FRPのタンクは紫外線による影響でパネルが劣化したり、地震や積雪によってダメージを受けたりすることで亀裂を生じることがあります。
特に、床パネルの亀裂は発見が難しいため注意が必要です。
水槽に亀裂が生じると様々な問題の引き金になります。
・漏水
壁面や床パネルといった、水を貯めている部分に亀裂が生じることで漏水が起こります。
はじめは「ポタポタ」の漏水でも次第に「ジャージャー」の漏水になります。
余計な水道代がかかり続けるだけでなく、水を貯められなくなり、断水を起こす危険性もあります。
・水質の悪化
亀裂箇所から雨水や泥の流入、虫など生き物の侵入が起こります。
また、太陽光が槽内に入りやすくなることで、貯水槽内に藻が発生した事例もあります。
飲料水の水質悪化につながります。
・水槽の強度が下がり、破裂の恐れがある
水槽には常に水圧がかかっています。
亀裂=弱い部分 を放っておくことで徐々に亀裂が広がり、水槽が破裂することがあります。
水槽の破裂は断水に直結します。
FRP積層ライニングにより亀裂を修復しました。
その後、紫外線から保護するために劣化防止塗装を行いました。
この事例では新たにねじやアングルによる補強を追加し、再発が起こらないようにしています。
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